2006年3月30日13時より早稲田大学理工学部(大久保キャンパス)にて,
第10回システムバイオロジー研究会を開催した.
担当は同大学助教授の岩崎秀雄運営委員であった.
招待講演2件と一般講演6件の合計8件の発表が行われた.
最初の招待講演者は,東京工業大学の木賀大介氏より
「試験管内で自律的に動作する人工遺伝子回路の構築」と題して行われた.
遺伝子発現制御人工ネットワークを天然とは異なるルーツをもつ生体高分子システムとして構築し,
あらかじめ定めた2つのmRNAが共存したときにのみ任意の配列を持つ出力RNAを生産するシステムを
試験管内で実現することに成功した話が紹介された.
次の招待講演は「見た目から入る細胞つくり」と題して,東京大学の竹内昌治氏によって行われた.
内容はマイクロ・ナノマシンニング(MEMS技術)によって細胞機能を再構成しようとする研究であり,
細胞膜構造を均質に安定に再構成する研究,細胞内物質輸送をチップ上で模擬する研究などが紹介された.
他の一般講演では,「生きた細胞でつくる結合振動系の時空間パターン」,
「真性粘菌アメーバ細胞の光学的フィードバックに基づくニューロコンピュータの実装と動的連想記憶」,
「交換モンテカルロ法を用いた遺伝子制御ネットワーク推定による閣内受容体ネットワークの解析」,
「遺伝子ネットワークの振る舞いにおける1細胞と多細胞でのギャップ」のタイトルで興味深い研究の紹介があった.
発表者とアブストラクトについては,
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参加者は50名を超え,盛会であった.