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第4回生物情報ネットワーク研究会開催報告


第4回研究会「遺伝子・代謝ネットワークの構造と動的挙動の解析」は、2004年12月16日に東京大学医科学研究所第一講堂において開催された。今回の研究会の企画は阿久津達也先生(京都大学化学研究所バイオインフォマティクスセンター・教授)にお願いした。午前10時より、阿久津先生の基調講演の後、5名の先生方の御講演いただき、堀本(主査、東京大学)のまとめをもって、予定より少し遅れて午後6時に無事終了した。先生方の講演タイトルは以下の通りである。

  • 阿久津 達也(京都大学化学研究所バイオインフォマティクスセンター)
    「はじめに」
  • 小林  徹也(東京大学生産技術研究所情報・システム部門)
    「細胞内反応ネットワークにおける揺らぎの数理解析」
  • 時田 恵一郎(大阪大学サイバーメディアセンター)
    「大規模生物ネットワークモデルにおける多様性、複雑性および安定性」
  • 望月 敦史(基礎生物学研究所)
    「遺伝子制御の数理解析−遺伝子ネットワーク恐れるに足らず?」
  • 有田 正規(東京大学大学院新領域創成科学研究科情報生命科)
    「お気楽代謝マップエディタで見る代謝ネットワーク」
  • 落合 友四郎(京都大学化学研究所バイオインフォマティクスセンター)
    「Stochastic process for gene expression dynamics」
  • 堀本 勝久(東京大学医科学研究所)
    「終わりに」

近年のネットワーク研究では、「スケールフリー」「スモールワールド」などネットワークの構造に関する性質が注目を浴びている。また、そのような性質をもつネットワークに関する動的な振る舞いが、大規模なsimulationを主とする Systems Biologyとは異なる立場からの研究が盛んになっている。第4回研究会は、ネットワークに関する諸問題を広く取り上げることを意図したものある。ネットワークの構造とその動的性質について、まとまったかたちでお話を伺うことができる稀な機会であり、ネットワーク研究の最新の状況や展望について理解することのできる貴重なチャンスを提供できたと考えます。講演頂きました先生方には、それぞれ1時間の講演においてネットワークの動態について数理生物学、物理学、情報学の手法から解析した結果を、率直且つ判り易く説明していただいた。また、活発な意見の交換も行われ、意図したとおりの講演会が実現することができた。

記名していただいた参加者は、総数34名で、そのうち、大学関係者は21名、企業関係者は13名であった。会場でのアンケート調査の結果も、概ね「有意義」で「よく理解できた」と好評だった。理学的な話は好評を得たが、そのためか企業関係者の出席が少なかった。

堀本勝久(東京大学)
麓雅樹(ノーザンサイエンスコンサルティング)

注)アンケート結果の集計データにつきましては、
http://www.hgc.ims.u-tokyo.ac.jp/~masumi/NW/report.htmをご覧ください。

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