【日時】2012年10月3日(水), 13:00-18:00ごろまで
【場所】東京大学農学部二号館二階第一講義室
弥生キャンパス(http://www.a.u-tokyo.ac.jp/campus/overview.html)
【主催】日本バイオインフォマティクス学会(JSBi)・アグリバイオインフォマティクス研究会
【共催】東京大学・大学院農学生命科学研究科・アグリバイオインフォマティクス教育研究ユニット
【趣旨】
アノテーション情報の豊富なモデル生物の比較トランスクリプトーム解析は、候補遺伝子の同定からGene Ontology(GO)解析やパスウェイ解析などの様々な機能解析が可能です。近年の次世代シークエンシング技術(NGS)の進歩により、主な解析対象が非モデル生物であるアグリバイオの分野においてもドラフトゲノム配列決定やトランスクリプトーム解析(RNA-seq)など様々なレベルの解析が可能になりつつあります。しかし、非モデル生物の場合は絶対的なアノテーション情報が不足しているため、「候補遺伝子(or 転写物)の同定」以降の選択肢としてGO解析などを行うのは実質的に不可能です。
そこで本研究会では、塩基配列情報が豊富にある状況での自然な選択肢として「モチーフ解析」をテーマとした講演会を行います。モチーフ同定の実際やプロモーター解析などのモチーフ解析周辺について、第一線でご活躍の先生方から開発したプログラムや使用上の注意、競合プログラムとの違いや課題などについて最新のご研究内容を紹介いただきます。「やりたいけど敷居が高い解析トピック」上位のモチーフ解析周辺の理解を深めたい方々のご参加をお待ち申し上げます。参加費無料、事前登録不要です。
【プログラム(予定)】
13:00-13:05 趣旨説明
13:05-14:00 須山幹太(九州大学)「比較ゲノム解析・ChIP-seq解析によるモチーフ同定の実際」
14:00-14:55 山本義治(岐阜大学)「植物転写ネットワークの理解のためのプロモーター解析」
14:55-15:45 大林 武(東北大学)「遺伝子共発現とシス配列の関係」
15:45-16:00 休憩
16:00-16:55 市瀬夏洋(京都大学)「Hegmaによる大規模配列データからのモチーフ発見」
16:55-17:50 山下理宇(東北大学)「melina2から考える転写制御解析のためのモチーフ抽出法と課題」
17:50 閉会
【問い合わせ先】
JSBi・アグリバイオインフォマティクス研究会運営委員・門田幸二(かどたこうじ)
jimu@jsbi.org