メタボロミクスソフトウェア講習会は「質量分析の計測経験はあるものの,メタボローム解析で取得したデータをどのように扱えば良いのかわからない」といった方向けの講習会です。本年度はオンサイト参加者を50名としたハイブリッド開催として、実施します。今年度は、新たにリリースしたMS-DIAL 5(質量分析の生データからメタボローム情報を抽出するプログラム)と、昨今重要視されている質量分析データレポジトリ(論文の透明性を高めるために計測データを公開するためなどに利用される)であるMetaboBankについての講習会にしたいと思います。MS-DIAL 5を用いた講習では、2つのLC-MS/MSデータセットを用い、Hands-on形式で行います。1つはdata dependent MS/MS acquisition法による天然物メタボロームの解析、もう1つはdata independent MS/MS acquisition法による脂質メタボロームの解析(リピドミクス)をトレーニングの題材とします。MetaboBankに関しては、実際のデータ登録時の方法に関してのチュートリアルレクチャーを行います。興味のある方はぜひご参加ください。また、昨年度までの講習会の様子は以下のサイトから閲覧できます。
オンサイト参加登録(50人で締め切ります):https://forms.gle/QFXJPUqajGRGTwCZ6
オンライン参加登録:https://forms.gle/4pMqojixLmtNPm1K9
注意:2022年11月11日に、登録を締め切ります。
日時:2022年11月21日13時-18時
場所:理化学研究所横浜キャンパス(鶴見)交流棟ホール
アクセス:https://www.yokohama.riken.jp/access/
スケジュール
13:00-13:15 挨拶・趣旨の説明・簡単なメタボローム解析のイントロダクション 津川裕司(東京農工大学)
13:15-14:00 Data dependent acquisitionを用いたメタボローム 解析 津川裕司(東京農工大学)
(15分休憩)
14:15-15:30 Data independent acquisitionを用いたリピドミクス 津川裕司(東京農工大学)
(15分休憩)
15:45-16:45 MetaboBankチュートリアル 講師・時松 敏明(国立遺伝学研究所)
(15分休憩)
17:00- 総合討論・質疑応答(最大18時まで)
主催:質量分析インフォマティクス研究会(日本バイオインフォマティクス学会(JSBi)),国立遺伝学研究所DDBJセンター(共同開催),東京農工大学(共同開催),理化学研究所(共同開催)
協力:ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ