学会活動

千里ライフサイエンスセミナーX4 『躍動する中分子創薬:現状と今後の展望』

2025.09.22

【日時】2025年11月19日(水)10:20~16:50(WEB配信併用)

【場所】千里ライフサイエンスセンタービル5F 山村雄一記念ライフホール(大阪メトロ御堂筋線・北大阪急行 千里中央駅 北口すぐ)

【コーディネーター】
坂田 恒昭   大阪大学 共創機構 特任教授
井上 貴雄   国立医薬品食品衛生研究所 遺伝子医薬部 部長

【開催趣旨】
 中分子医薬品は、分子量500程度以下の低分子医薬品と抗体医薬品に代表される分子量10万以上の高分子医薬品の間に位置付けられる医薬品である。その多くは細胞内の標的を狙える、標的特異性が高い、化学合成で比較的安価に製造可能といった特徴があり、低分子医薬品と高分子医薬品のメリットを併せ持つ次世代の医薬品として期待されている。
 本セミナーでは、国内で開発される中分子医薬モダリティとして、核酸医薬品、環状ペプチド医薬品、ペプチド医薬品、VHH抗体医薬品、ならびに、中分子医薬品の特徴を一部有するタンパク質分解医薬品を取り上げ、研究開発の現状と今後の展開について紹介する。

【プログラム】
10:20~10:25 開会の挨拶
        審良 静男   千里ライフサイエンス振興財団理事長 
10:25~10:45 「はじめに」
        坂田 恒昭   大阪大学 共創機構 特任教授
10:45~11:20 「核酸医薬の臨床開発動向と安全性確保に向けた取り組み」
        井上 貴雄   国立医薬品食品衛生研究所 遺伝子医薬部 部長
11:20~11:55 「人工核酸技術を基盤とした難治性神経疾患に対するアンチセンス医薬創薬」
        佐藤 秀昭   ルクサナバイオテク株式会社 代表取締役社長
-休憩-
13:05~13:40 「タンパク質分解医薬品PROTACとMolecular Glue」
        内藤 幹彦   東京大学大学院薬学系研究科 タンパク質分解創薬社会連携講座 特任教授
13:40~14:15 「標的タンパク質分解誘導を基盤にした薬剤開発」
        吉成 友博   アステラス製薬株式会社 オンコロジーリサーチ
                エンジニアードスモールモレキュールズ 主管研究員
14:15~14:50 「Drug-likeライブラリーによる細胞内タフターゲットを狙う中分子創薬」
        小嶋 哲郎   中外製薬株式会社 研究本部 シニアフェロー
-休憩-
15:00~15:35 「ペプチドエピトープワクチンの開発」
        中神 啓徳   大阪大学大学院医学系研究科 健康発達医学寄附講座 教授
15:35~16:10 「組織移行性抗体AccumBody®を用いたDDSによる高機能性医薬品」
        伊東 祐二   鹿児島大学大学院理工学研究科理学専攻化学プログラム 教授
16:10~16:45 「ナノゾラの研究開発と構造的特徴」
        黒川 智文   大正製薬株式会社 研究本部 医薬研究センター 構造生物学研究室 副室長
16:45~16:50 「おわりに」
        井上 貴雄   国立医薬品食品衛生研究所 遺伝子医薬部 部長
※ セミナー終了後、交流会(名刺交換会)を開催します。

【参加費】 無料

【定員】 会場参加 160名、WEB参加500名(要事前申込み)

【申込方法】 参加希望者は、当財団ウェブサイトから、11月14日(金)までにお申込み下さい。
        (https://www.senri-life.or.jp/event/2490/
        定員になり次第締め切ります。会場参加申込者には「参加案内」を、WEB参加者には「参加方法」を、開催日前にお知らせします。

【主催】 公益財団法人 千里ライフサイエンス振興財団

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