本書はMethods in Molecular Biology収録の一冊である。同シリーズは実験のプロトコルの標準化を目指してシリーズエディタのJohn W. Walker氏が開設したシリーズである。氏はかなり昔に退職されているが現在も名誉教授職にとどまりこのシリーズの刊行を精力的に続けている。現在でも年間100冊から150冊がコンスタントに刊行されている。もともとは実験のシリーズであったが近年は計算機を用いた研究、いわゆるBioinformatics & Computational Biologyにもウィングを広げている。この本もその一冊である。このタイトルは自分で選んだものではなく、シリーズエディターのJohn W. Walker氏から提案されたものである。あまりにもブロードなテーマなので引き受けるかどうか迷ったが、ここはご指名に応えましょう、ということで頑張った。結果的にこの生成AIの隆盛と進歩に完全について行けるような内容になったかというと投稿から刊行までに時差(これは編集者である私の不徳といたすところです)があったため適わなかったが、極力知り合い以外にも書いていただくようにすることで内容の幅が広がったと自負している(本会でご活躍の皆さん(河口理紗先生、遠藤俊徳先生)にも少数ながら貢献して頂いたのでここに感謝します)。タイトル通り、遺伝子発現プロファイルから広くマルチオミックス系の解析の例を収録した。AI/ML-Driven Gene Analysisの全貌は編者の非力の故、紹介しきれなかったが参考としてお読みいただければ幸いである。AI/ML-Driven Gene Analysis: Methods and Protocols (Methods in Molecular Biology, 3037)
https://doi.org/10.1007/978-1-0716-5284-8
Y-h. Taguchi (編)
XII, 268ページ・定価 20,591円(電子版)/ 25,739円(ハードカバー)
2026年9月・シュプリンガーインターナショナル