幹細胞を用いた化学物質リスク情報共有化コンソーシアムscChemRISC
2019年度年会・シンポジウム
「世界から見た日本の毒性データベース」

日時:2019年2月15日(金) 10:00~16:00(受付開始 9:30)
会場:京都大学iPS細胞研究所 第1研究棟1階講堂(104号室)
   (京都市左京区聖護院川原町53)
年会長:藤渕 航(京都大学iPS細胞研究所)
主催:幹細胞を用いた化学物質リスク情報共有化コンソーシアム事務局

【プログラム】
1. 10:00    開 会

2. 10:10〜11:00  チュートリアルセミナー:AIの基本
 (京都大学iPS細胞研究所/理論細胞解析分野 高橋弘樹)

3. 11:00〜12:00  特別講演1
「化学物質の毒性データベースの開発とin silico安全性予測評価手法の活用促進へ向けた課題」
 山田 隆志(国立医薬品食品衛生研究所 安全性予測評価部、日本毒性学会評議員) 
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 市場に流通する数多くの未試験の化学物質の毒性評価が求められている。In silicoアプローチはデータギャップを補完する代替アプローチの1つとしてその活用促進が期待されている。In silico安全性評価手法を改良するためには、信頼性の高い毒性データベースが必須である。国立衛研では、これまでに安衛法により実施されたエームス変異原性データから大規模のデータベースを構築した。これをデータセットとして世界中のQSARベンダーに提供することにより、QSARモデルの改良を目指す国際共同研究を先導し、予測精度の向上を達成した。反復投与毒性に関しては、代謝、メカニズム、毒性データを統合したHESSプラットフォームを開発した。カテゴリーアプローチによるリードアクロスのケーススタディを作成し、OECDの専門家によるレビューを経て、本手法の国際的な調和へ向けた経験を積み重ねてきたところである。ケーススタディから得られた教訓を整理して、国内の関係者との間で共有を進めている。                                  

4. 12:15〜13:15  総 会
(会員限定:先着50名様にお弁当配布予定)

〈13:15〜14:00  休憩(コーヒー、京菓子)〉

5. 14:00〜15:00  特別講演2
「国際情勢から見た幹細胞ベースの毒性試験について」
小島 肇
(国立医薬品食品衛生研究所 安全性予測評価部、日本動物実験代替法評価センター(JaCVAM)事務局長、日本動物実験代替法学会評員)                
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 山中伸弥教授(京都大学)が人工多能性幹細胞(induced pluripotent stem cells: iPS 細胞)に関するノーベル賞を2012年に受賞されて以来、我が国の再生医療およびそれに関する科研費の流れは激変した。この予算により、幹細胞は基礎研究のみならず、再生医療、創薬研究への応用など、幅広い分野で利用されるようになった。それに伴い、培養資材の供給など研究環境が整備され、ヒト幹細胞の培養が容易に実施可能となり、利用者が増加している。これら細胞が、医薬品、化粧品または食品分野の有効性や安全性試験に使われる例も見受けられる。本発表では、ヒト細胞に特化せず、iPS細胞や胚性幹細胞(Embryonic stem cells: ES 細胞)、間葉系幹細胞等の幹細胞が安全性や薬理評価に使われている研究の中から、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(Japan Agency for Medical Research and Development:AMED)等の公的なプロジェクトによって研究が行われているものや、国際的なバリデーション研究まで進んでいるものについて言及する。主な試験法について紹介する予定である。(1:マウスES細胞を用いる生殖毒性試験、2:ヒトiPS細胞を用いる安全性薬理試験、3:生体模倣システム(Microphysiological Systems:MPS)の開発、4:多能性幹細胞を用いた化学物質リスク情報共有化コンソーシアム)       

6. 15:00〜16:00  コンソーシアムの活動報告

7. 16:00    閉 会

8. 〜17:30     講師の先生方を囲んでの交流会
「これからの毒性試験はどうなるか?」
(参加費無料:ドリンク、スナック等をご用意しております)

詳細は以下のページよりご確認下さい。
http://scchemrisc.stemcellinformatics.org/nenkai.html

参加費:scChemRISC会員(2019年度) 当日参加:6,000円
    非会員             当日参加:8,000円

ご質問等ございましたら、事務局までご連絡いただきますようお願い申し上げます。

scChemRISC事務局(小幡・山根)
京都大学iPS細胞研究所 藤渕研究室内
〒606-8507京都市左京区聖護院川原町53
scchemrisc(AT)cira.kyoto-u.ac.jp 〈(AT)を@に変えてご送信下さい。〉

更新日:2019.02.13