JSBi 第1回応用システムバイオロジー研究会を、"疾患・創薬のシステムバイオロジー"をテーマに、2/28(月)に東京医科歯科大学で開催いたします。
システムバイオロジーの国内外の動向からはじまり、癌・代謝疾患・神経変性疾患、抗体医薬、シミュレーション・遺伝子調節ネットワーク推定、セマンティックウェブによるデータベース統合などのトピックについて、それぞれのトピックでご活躍の方々にご講演いただきます。
次世代シークエンサーによる網羅的分子生物データの急増・多様化にともない、システムバイオロジー・バイオインフォマティクスは、定量的なモデリング・シミュレーションの重要性が増す一方、網羅的分子生物データからシステマティックに仮説を導きだす、すなわちモデルを構築することが、疾患・創薬をはじめとした各分野において求められています。
本研究会を、疾患・創薬の分野でのシステムバイオロジー研究について、バイオインフォマティクス、システムバイオロジー、疾患・創薬研究、データベース、データマイニングなどのさまざまな分野の研究者が集い、オープンマインドに議論を深める場とすることができれば幸いです。皆様奮ってご参加ください。どうぞよろしくお願い申し上げます。
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JSBi 応用システムバイオロジー研究会 第1回研究会
"疾患・創薬のシステムバイオロジー"
http://sysbioevo.org/conference/JSBi_1st_ASB_poster.pdf
日時: 2011/2/28(月) 13:00-18:20
場所: 東京医科歯科大学 M&Dタワー 21F 大学院講義室1
http://www.tmd.ac.jp/outline/access/index.html
http://www.tmd.ac.jp/outline/campus-map/index.html
13:00-13:10 開会挨拶
藤渕 航(産業技術総合研究所CBRC)
13:10-13:20 第1回研究会 趣旨説明
「疾患・創薬のシステムバイオロジーへの展開」
荻島 創一(東京医科歯科大学)
13:20-14:00 疾患・創薬のシステムバイオロジーの国内外の現状
「システムバイオロジーの内外動向 - 医科学研究から診断・治検・創薬・治療へ-」
八尾 徹(理化学研究所横浜研究所)
14:00-14:40 癌の疾患システムバイオロジー
「疾患オミックス情報に基づく癌のシステム病態学」
田中 博(東京医科歯科大学)
14:55-15:35 シグナル伝達の疾患システムバイオロジー
「実験と数理モデルによるシグナル-転写解析と薬剤応答予測への応用」
岡田 眞里子(理化学研究所横浜研究所)
15:35-16:15 抗体医薬品設計の創薬システムバイオロジー
「疾患のシステムバイオロジーと関連した抗体医薬の分子設計について」
浜窪 隆雄(東京大学先端科学技術研究センター)
16:30-16:55 代謝モデリングの疾患システムバイオロジー
「精緻な代謝動的シミュレーションモデルを用いた肝臓シミュレータの構築と応用」
谷内江 綾子(慶應義塾大学医学部)
16:55-17:20 システムがんでの大規模遺伝子調節ネットワークの推定
「ハイパフォーマンスコンピューティングによる大規模遺伝子ネットワークの推定とその応用」
玉田 嘉紀(東大医科研ヒトゲノム解析センター・システムがん)
17:30-17:55 セマンティックウェブ技術によるデータベース統合と疾患・創薬システムバイオロジー
「TBA」
中尾 光輝(ライフサイエンス統合データベースセンター)
17:55-18:20 神経変性疾患の疾患システムバイオロジー- Hide quoted text -
「アルツハイマー病の遺伝子発現データに基づくネットワーク解析」
菊地 正隆(東京医科歯科大学)
閉会挨拶
懇親会
参加費 無料
お問い合わせ先
東京医科歯科大学 難治疾患研究所
ゲノム応用医学研究部門 生命情報学分野
荻島創一 ogishima AT sysbioevo.org