● 研究会およびワーキンググループの紹介 ●


■ アレイインフォマティクス研究会

主査 久原 哲(九州大学大学院農学研究科) 副査 江口 至洋(三井情報開発株式会社)


近年、ゲノムの全配列が決定され、研究のスタイルが全遺伝子を対象とする網羅的研究にシフトしてきている。この研究を支えている実験手法の一つにアレイ技術がある。しかし、現状ではアレイ実験結果の解析ツールは十分ではなく、そのため今後の解析へ向けて解析ツールの開発を行う。


研究会の活動目標

● 発現プロファイル実験の支援 ● 発現プロファイル解析ソフトの開発支援 ● データの蓄積と公開

活動予定 年に数回の研究会と年1回のワークショップを行う予定です。

第一回アレイインフォマティクス研究会

場所:東京医科学研究所ヒトゲノム解析センター 日時:6月16日(金)13:30 〜『アレイ解析技術の今後』




■ バイオシミュレーション研究会

主査 冨田 勝(慶應義塾大学環境情報学部)副査 北野 宏明(SONY CSL)


近年、細胞の分子レベルの知識が大量にかつ急速に蓄積されつつあるが、これらの知識を統合し、細胞がどのように振舞うかを分析するには、コンピュータシミュレーションが不可欠である。コンピュータ上に細胞代謝モデルを構築し、遺伝子破壊や薬物投与など様々な条件下での振舞いを予測する、いわゆる "in silico 実験"は、21世紀の生物学において中心的役割を担う可能性がある。このような時代の流れを捉えて発足した本研究会のスコープは大きく分けて以下の3つである。

1 .シミュレーションソフトウェア、モデル構築のための知識表現など、細胞代謝のシミュレーションのための基盤技術を開発する。

2 .1.の基盤技術の上に、様々な細胞モデルおよび細胞代謝モデルを構築する。

3 .2.の代謝モデルをプロジェクト間で容易に交換、評価、再利用、改良できるようにするための、ソフトウェアと知識表現の標準化についても検討する。


シミュレーションに興味を持つ会員間の交流を目的に、年2回程度研究会を開催する。


第1回バイオシミュレーション研究会 (兼、日本人工知能学会 第12 回分子生物情報研究会)

2000年7月15日(土)13時〜18時

慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス 大学院棟τ(タウ)11号室

地図はこちら http://www.sfc.keio.ac.jp/SFCInformation/guide/access/access.htm

発表希望者は氏名・所属・発表タイトル・要旨を6月15日までに研究会事務局
[熊谷薫子・kumakako@sfc.keio.ac.jp] にご連絡ください。




■ 教育カリキュラム検討ワーキンググループ

主査 小長谷 明彦 (北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科、理化学研究所GSC )


ゲノム解析プロジェクトの生み出した膨大な遺伝子情報は生命科学にバイオインフォマティクスという情報化の波をもたらした。もはやインターネットの利用は常識になりつつあり、配列情報の解析にはプログラミングが不可欠となっている。さらに、問題の複雑さとデータ量の多さに対応するために、ニューラルネットワーク、隠れマルコフモデルといった高度な数学的モデルや並列処理、分散処理といった高速化技術が要求されつつある。本ワーキンググループでは情報化された生命科学世紀の旗手として、高度な情報処理技術と分子生物学の知識を備えた技術者・研究者を育成するための教育カリキュラムについて検討する。


WG 開催予定 (年3〜4回程度)

平成12年度検討課題 大学院のバイオインフォマティクスカリキュラム

成果公表予定 日本バイオインフォマティクス学会総会




■ 一般向け講習会ワーキンググループ

主査 美宅 成樹 (東京農工大学工学部)


バイオインフォマティクスは新しい学問分野で、今後の生物科学の中心となると考えられます。生物に関する知識と情報処理の技術を持ち、物理や化学の考え方を身に付けることによって、生物現象に対する深い理解を目指すのがこの新しい学問分野の目標です。現状では、生物科学者、情報科学者、物理学者、化学者などがそれぞれの特徴を生かしながらこの新しい学問を進めようとしています。しかし、長期的には研究キャリアの最初からバイオインフォマティクスを理解した若い研究者の成長が必要です。また、新しい学問が定着していくには、研究者ばかりではなく一般の人たちの理解も必要です。そういう意味で、若い高等学校や中学校の先生・生徒や一般向けの講習会を企画していくのがこのワーキンググループです。これまで文部省科学研究費特定領域研究「ゲノムサイエンス」と東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センターの主催で「ヒトゲノム計画とインターネット」講習会を行ってきましたが、今回は日本バイオインフォマティクス学会、文部省科学研究費特定領域研究(C)「ゲノム情報科学」、東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センターの共催で、新しい講師陣で講習会を行うこととしました(以下参照)。




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