一般公開セッション

生活・食品・栄養データからひもとく健康習慣

開催日時:
  • 9月15日(木)16:00 - 17:30
座長:
  • 荒木 通啓(医薬基盤・健康・栄養研究所)
タイトル
「健康寿命の延びる沿線」実現に向けた取組について
講演者名
西水卓矢
(阪急阪神ホールディングス株式会社)
要旨
人生百年時代の新たな沿線価値「健康寿命が延び、生きがいのある老後が送れる沿線」の実現を目指し、「個々人の健康管理」「医療介護多職種によるみまもり」夫々をサポートする2つのアプリと、アプリが収集管理する様々なヘルスケアデータを用いながら、産官学医各方面のご協力を得て進めている「重症化予防・社会参加を軸とする介護予防・日常行動変容支援」の「一体的推進施策」の概要・課題と今後の方向性についてご紹介します。
タイトル
健康食品を利用する前に知っておくべきこと
講演者名
千葉剛
(国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 国立健康・栄養研究所 食品保健機能研究部)
要旨
健康志向の高まりから健康食品の利用が増えており、中高年だけでなく、幼児をはじめとする未成年にも利用されている。利用されている製品は多種多様であり、年代による特徴も見られる。しかしながら、国が認めた特定保健用食品であっても、食生活を見直した上での利用が推奨されており、適切に利用しなければ効果が得られないだけでなく、健康被害につながる可能性もある。安易に利用する前に、まずは生活習慣を見直す必要がある。
タイトル
健康的な食事とは?現状で分かっていること
講演者名
津金昌一郎
(国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 国立健康・栄養研究所)
要旨
食と健康の関係については、様々なレベルの研究データがあり、一般のメディアによる情報も様々であることもあり、正しい情報の選別が困難な状況にある。食は、健康維持のために必要なエネルギーや栄養素の供給源であると共に、地域の食文化や各個人の経験と嗜好などに基づいて築かれる人生の楽しみの一つでもある。健康のためにと食習慣を変える以上は、健康で長生き出来るという確かな科学的根拠が求められる。本講演では、現状において確かと考えられている健康的な食事について、その科学的根拠と共に紹介する予定である。
タイトル
国民健康・栄養調査からみた、日本人の栄養・食事の現状と課題
講演者名
瀧本秀美
(国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 国立健康・栄養研究所)
要旨
昭和20(1945)年に東京都で最初に実施された栄養調査(現:国民健康・栄養調査)は、2019年までほぼ毎年実施されてきた。平成24(2012)年には、調査客体数が例年の約4倍となる初めての拡大調査が、平成28(2016)年には第2回拡大調査が実施された。これらの調査結果から、日本人の栄養・食事の現状や経年的な課題について考察する。
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