学会活動

バイオインフォマティクス技術者認定試験 参考問題・過去問題

生命科学分野

問1

生物を構成する細胞の内部は均一ではなく、細胞内小器官と呼ばれる機能を担った部分に分かれている。次に示す用語のうち、細胞内小器官の名前ではないものはどれか。一つ選べ。

 

1 ミトコンドリア
2 ゴルジ装置
3 核
4 ATP

 

問2
次に示した分子生物学の実験手法の名前の中で、タンパク質の発現を観察するための実験ではないものはどれか。一つ選べ。

1 ウェスタンブロッティング
2 2次元ゲル電気泳動
3 サザンブロッティング
4 プロテインチップ

 

情報科学分野

問3
プログラミング言語の実行形式による分類に関する以下の説明において、( a ) に入る用語として適切なものを選択肢の中から一つ選べ。 「Perlなどの言語では、作成したプログラム(ソースコード)をコンピュータが理解できる機械語にあらかじめ変換せず、( a ) と呼ばれるプログラムが、ソースコード(または、中間言語)を逐次的に解釈しながら実行を行う。そのため、このようなプログラミング言語は( a ) 型言語とも呼ばれている。」

1 インタプリタ
2 コンパイラ
3 CPU
4 メインメモリ

 

問4
ある対象を複数回にわたって繰り返し測定する作業があるとする(例、溶液量の測定、長さの測定など)。この作業を十分に多く繰り返し行った場合、その測定誤差はどのような分布を示すと考えられるか。選択肢の中から適した分布名を一つ選べ。

1 一様分布
2 ポアソン分布
3 正規分布
4 幾何分布

 

バイオインフォマティクス分野

問5
決定されたDNAやタンパク質の配列に対して、バイオインフォマティクスの手法やウェット実験を用いた解析を行い、その遺伝子の機能の特定や情報の付加を行う作業が行われる。この作業は一般に何と呼ばれるか。適するものを選択肢の中から一つ選べ。

 

1 ブートストラップ
2 アノテーション
3 アラインメント
4 シミュレーション

 

問6
相同性検索に用いられるBLASTは、クエリ配列と対象データベースのデータの種類によって使い分けられるいくつかのプログラムの集合体である。BLASTに含まれるblastpプログラムでの、クエリ配列と対象データベースの組み合わせは、どのようなものか。適しているものを選択肢の中から一つ選べ。

  クエリ配列 対象データベース
1 タンパク質(アミノ酸) タンパク質(アミノ酸)
2 タンパク質(アミノ酸) DNA配列
3 DNA配列 タンパク質(アミノ酸)
4 DNA配列 DNA配列

 

 

 

 

 

 

 

 

問7
生物学で利用される公共データベースには、DNA配列やアミノ酸配列だけではなく様々な関連したデータを収めたものも存在している。次に示したデータベース名と登録されているデータの種類の組み合わせの中で、不適切なものはどれか。一つ選べ。

1 PubChem −化合物の構造データ
2 PDB −代謝パスウェイデータ
3 dbSNP −遺伝子多型データ
4 OMIM −ヒト遺伝子変異と遺伝病データ

 

<模範解答>

問1 4
問2 3
問3 1
問4 3
問5 2
問6 1
問7 2

 

 

過去の問題・解説

2021年度(令和3年度) 解説

2020年度(令和2年度)※2020年度より解説のみの掲載となりました。 解説

2019年度(平成31年度) 問題 解説

2018年度(平成30年度) 問題 解説

2017年度(平成29年度) 問題 解説

※2017年度出題 問18について、解説に以下補足をいたします。

一般に単為生殖は有性生殖の一形態とされることが多いが、子の遺伝子セットが親のものと同一になるという点で無性生殖に含める立場もある。その点で選択肢3は曖昧さがあったが、選択肢1は明らかに不適切であることから、こちらを正解とする。(解説文には後日追記をいたします)

2016年度(平成28年度) 問題 解説

2015年度(平成27年度) 問題 解説

2014年度(平成26年度) 問題 解説

2013年度(平成25年度) 問題 解説

2012年度(平成24年度) 問題 解説

2011年度(平成23年度) 問題 解説

2010年度(平成22年度) 問題 解説

2009年度(平成21年度) 問題 解説

2008年度(平成20年度) 問題と解答

2007年度(平成19年度) 問題と解答

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