基調講演 一覧・詳細

※ 演題や要旨などの詳細情報は、決定次第、随時更新していく予定です。

8月26日(水)9:45〜10:45 基調講演1

今井 翔太 先生

Shota Imai

講演者情報 / Speaker Profile
今井 翔太 先生
  • 今井 翔太 先生(北陸先端科学技術大学院大学 客員教授 / GenesisAI 代表取締役社長CEO)
    Shota Imai (Visiting Professor, Japan Advanced Institute of Science and Technology / Representative Director, President and CEO, GenesisAI Co., Ltd.)

演題 / Presentation Title

生成AI技術の発展の見通しと社会への影響の展望

要旨 / Abstract

生成AIはおそらく人類史上最大の技術革命である。2026年現在の生成AIは、博士号取得者並の専門知識を備え、世界の物理法則を考慮した動画像生成も可能である。また、従来はコンテンツ生成が中心だった生成AIは、長大で複雑な作業ができるAIエージェントに発展し、数時間を要する調査やソフトウェア開発、科学研究の自動化、科学的発見も可能となっている。これらのAI技術により、数年以内にデジタル空間の作業ほとんどの自動化、Physical AIによる生産活動の自動化、人の能力では及ばなかった高度な科学的発見、人間の全ての知的労働を代替可能なAGI(汎用人工知能)への道が期待される一方、高すぎる能力故に引き起こされる雇用喪失、サイバーセキュリティ、バイオセキュリティ等のリスクも顕在化している。本講演では、2026年時点でのAIの学術研究をもとに、このAI技術の研究面での発展の見通しと社会への影響の展望を解説する。


8月27日(木)9:30〜10:30 基調講演2

刑部 祐里子 先生

Yuriko Osakabe

講演者情報 / Speaker Profile
刑部 祐里子 先生
  • 刑部 祐里子 先生(東京科学大学 生命理工学院 教授)
    Yuriko Osakabe (Professor, School of Life Science and Technology, Institute of Science Tokyo)

演題 / Presentation Title

生命の機能を変える新規ゲノム編集技術の開発

Development of New Genome Editing Technologies to Modify Biological Functions

要旨 / Abstract

多様な生物がもつ遺伝子情報の機能解明・改変を可能とする新たな技術として、近年、DNA 配列を正確かつ効率的に改変するゲノム編集が開発された。ゲノム編集技術の汎用性は高く、広範なバイオ関連産業や、医療・農業など、生物に関わる様々な分野での応用と実用化が進められている。ゲノム編集では微生物の獲得免疫システム CRISPR-Cas を基盤技術として用いている。広く利用される Cas9 だけでなく、自然界に存在する多様な CRISPR-Cas 類似の分子種がその特徴を活かし利用されつつある。私たちは、藍藻由来 Type I-D CRISPR-Cas が動植物細胞でのゲノム編集技術として利用できることを初めて見出した。これを TiD とよび、そのユニークな特徴を活用した応用研究を進めている。新たな遺伝子改変プラットフォーム確立の取り組みとして、私たちが開発した新規ゲノム編集技術の確立とその応用展開を紹介する。