スイーツセッション
BI人材をめぐるキャリアと多様性
☕️ 開催概要
| セッション名称 | スイーツセッション BI人材をめぐるキャリアと多様性 |
|---|---|
| 日時 | 2026年8月27日(木) 15:15 - 16:45 |
| 場所 | 相模野I |
| 参加費・形式 | 事前申込制(茶菓・スイーツ提供あり / 席に余裕があれば当日参加も可能) |
参加登録受付中!
参加を希望される方は、以下のGoogleフォームより事前にお申し込みください。
💬 開催趣旨
JSBi学会では、バイオインフォマティクス(BI)分野の学生から若手・中堅研究者を対象に、キャリア支援と多様な人材の活躍推進を目的としたセッション「BI人材をめぐるキャリアと多様性」を開催することとなりました。
本セミナーは事前申込制(席に余裕があれば当日参加も可能)で、産業界・アカデミアの多様な立場から話し手を招き、BI人材の育成・採用、キャリア形成、活躍事例、ワークライフバランスなどをテーマに、具体的な事例を交えながら語っていただきます。JSBi賛助会員企業の参加も予定しており、参加者との相互理解やリクルーティング活動が可能になっています。
当日は、まず全体で話し手の簡単な紹介を行い、その後、約30分×2回もしくは20分×3回の少人数グループによる対話セッションを実施します。参加者の関心に沿った深い対話ができるよう工夫しており、茶菓(スイーツ)を提供するカジュアルな雰囲気の中で行います。
【当日のグループ分けについて】
当日のグループ分けは、参加登録時の「交流を希望する話し手」の情報をもとに事前調整します(席数の関係上、ご希望には添えない場合もあるかもしれませんが、ご了承ください)。
学生や若手研究者にとっては、企業や研究現場のリアルな声に触れ、自身の将来のキャリア像を描くヒントを得る貴重な機会です。一方、企業やシニア研究者にとっても、若手人材と直接対話しニーズや期待を把握できるため、育成や採用活動に役立つ重要な場となるでしょう。BI人材としての将来像を描く一助として、また産学の垣根を越えた交流の場として、多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。
👥 話し手(登壇者)のご紹介
産業界・アカデミア・教育機関など多様なバックグラウンドを持つ話し手の皆様をお迎えします。
大学では物性物理学、大学院では生物物理学・構造生物学のラボに所属し、2002年に就職してからは一貫してバイオインフォマティクスの創薬応用に関する研究をしています。現在は創薬DXの戦略策定とその実行をリードする立場で、AI技術とオミクス解析を活用した創薬標的・バイオマーカー探索、定量的システム薬理学モデルを活用した臨床予測、生成AIなどを活用した研究業務効率化などの業務を10数名のDry系研究員と一緒に担当しています。この20年でバイオインフォマティクスは創薬R&Dにおいて必須の技術と言えるところまで成長しました。一方で、研究課題によって求められるスキル・経験は様々で、より多様なバックグラウンドを有する人材の活躍が期待されています。当日は、製薬企業におけるDry中心の研究者の役割と業務内容、代表的なキャリアパスなどを自分の経験を踏まえて話できればと思います。皆様が今後のキャリアを考える上での材料の一つになれば幸いです。
小学生の頃にパソコンでプログラムを組む面白さに夢中になったのが原点です。東京大学大学院で博士号を取得後、東京大学・お茶の水女子大学・東京工業大学で教員を務め、産業技術総合研究所では機械学習研究チーム長として、機械学習と数理統計の手法開発に取り組んできました。しかし、研究の主戦場がアカデミアから企業へと移っていくスピード感の中で「面白い技術を世の中に広め、人の役に立ちたい」という思いが強くなり、2018年に株式会社ヒューマノーム研究所を設立、代表取締役社長を務めています。 弊社は、機械学習・数理統計の理論と手法開発を基盤に、生命科学の大規模データ解析に取り組み、研究成果の社会実装を進めるベンチャーです。それぞれが自分の専門性を持ちながらお互いを高め合える組織づくりを大切にしており、異分野の研究者が協力することで生まれるプロダクトが会社の力になると考えています。 当日は、アカデミアで培った研究を企業でスピード感を持って社会実装する道を選んだ経緯、起業初期ならではの難しさとやりがい、そして専門性の異なる仲間と組織を育てていく面白さについてお話しできればと思います。「この面白い技術を世の中に広めたい」という気持ちひとつで飛び込んだ先に見えた景色を、これからキャリアを考える皆さんと共有できれば嬉しいです。
タンパク質の構造構築原理や複合体構築原理に興味があります。 大学・大学院では生物物理学、特にタンパク質の物理化学的性質に着目したアミノ酸配列解析や膜タンパク質予測アルゴリズムの開発を行いました。 ちょっとだけ構造インフォマティクスに触れ、既存知識を用いた複合体モデルを構築していました。 その後、中高一貫校でのサイエンスコースの立ち上げの相談を受けたことをきっかけに教員になりました。現在は中高6年間のサイエンス教育のデザイン、探究や研究の指導(ちょっとPIっぽい)、理科の先生をやっています。 みなさんほとんどご存じのないパスウェイではないかと思いますが、ご興味を持っていただけたらなにかしらのお手伝いができるとよいと考えております。どうぞよろしくお願いします。
修士課程まで情報工学を学び、民間企業に2年間勤務した後、博士後期課程に進学しました。それ以来、情報学を基盤にバイオインフォマティクスを専門とし、大学や研究所で研究・教育に携わってきました。2019年より立命館大学情報理工学部の教授を務めています。これまで、代謝ネットワーク・表現型解析、生命画像解析、時系列因果推論に取り組んできました。理化学研究所では、生命動態画像データベースSSBDを開発・公開しました。現在は、顕微鏡画像や時系列データから、直接観測できない細胞状態や因果構造を推定する研究を進めています。 当日は、企業勤務を経て博士後期課程に進学し、異なる研究環境で専門性を形成してきた過程や、女性の少ない分野で研究者としてキャリアを築いてきた経験に触れる予定です。学生・若手研究者の皆さんが、今後のキャリアを考える際の参考になれば幸いです。
大学院博士課程前期では材料工学,後期では所属を変えてバイオインフォマティクスを学び,大学にてポスドク(×2)と助教を経た後に民間企業へと転職し,現在まで創薬研究に携わっています。企業研究者としてのキャリアは日本たばこ産業株式会社(JT)への入社から始まりましたが,その後事業承継に伴い塩野義製薬株式会社へ所属が変更となるなど,大きな環境変化も経験してきました。博士取得からの 16 年で大学・民間あわせて 5つの組織に所属しており,キャリアパスとしては比較的ユニークな部類に入るのではないでしょうか。いわゆるモデルケースとなりえるような経歴ではないかもしれませんが,このような経験からこそお話しできることもあるかと思っています。このセッションを通じて皆様のキャリア形成のお役に立てれば幸いです。
2012年に農学生命科学研究科で博士号を取得後、株式会社豊田中央研究所に入社しました。学生時代はモデル植物を対象としたWet研究に取り組んでいましたが、入社後は担当プロジェクトでの必要性から、バイオインフォマティクス技術を独学で習得しました。2018年には海外研修の機会を得て、米国University of California, San Diegoにて説明可能な変異表現型予測モデルの研究に挑戦しました。現在は研究プロジェクトリーダーとして、環境核酸(環境DNA・環境RNA)を活用した生物モニタリング技術の研究開発を主導し、生態学、AI、ロボティクスなど異分野研究者との共創にも取り組んでいます。 当日は、「Wet研究者が企業でバイオインフォマティクスを武器として身につけ、研究テーマを切り拓いてきた経験」や、「企業研究におけるテーマ創出・プロジェクトマネジメント」、「AI時代に求められるバイオインフォマティシャンの役割」について、私自身の経験を交えながらお話ししたいと思います。専門分野を越えてキャリアを切り拓くことや、企業研究ならではのおもしろさについて、学生・若手研究者の皆さんと気軽に意見交換できることを楽しみにしています。
大学院でバイオインフォマティクスを専攻し、学位取得後はWetの研究室においてバイオインフォマティクスと実験生物学の両面から研究を進めてきました。大学助教時代に長男を出産した際、アカデミアにおける育児休業制度の課題を認識し、大学の育児休業規程の改善に関わりました。2024年に企業研究者へ転身し、現在は食品業界で基礎研究に携わっています。 当日は、アカデミアでの出産・育児と研究活動の両立や、アカデミアから食品業界への転職経験について、自身の経験をもとお話ししたいと思います。アカデミアと企業の研究スタイルやキャリア形成の違いや、それぞれの環境で働く魅力や課題、企業への転職を検討する際に感じた不安や実際に働いてみて分かったことなど、キャリア選択の参考となるリアルな経験も共有できればと考えています。キャリアの転機やライフイベントとの向き合い方について、皆様それぞれの選択を考える際の一助となれば幸いです。